自己完結型

京都府南丹市美山町田歌。
この集落へ毎年落語会で行くようになって22年。
キッカケとなったのが美山育造さんです。
もともと西宮市役所の職員で、40歳までに田舎暮らしをしたいとこの地を選ばれました。
当初、田舎暮らしのノウハウを教えてくれた地元の住民に恩返しのつもりで開いた落語会でしたが、昨年末に20周年を迎える事ができました。
育造さんは、近年奥様を亡くされ、子どもたちも独立して家を出て一人になって、家族で住んでいた家を売って、10分で掃除ができる小さな終の棲家を自分で建てました。
この家、ウッドボイラー(薪)でお湯を沸かし、ソーラーパネルで電気を作り、自家製の浄化槽で排泄物の処理をしています。
米や野菜を作り、最低限必要なものは自前です。
誰の世話にもならない自己完結型の生活。
今回、初めてゆっくりお宅に寄せていただき色んなお話を聞かせていただきました。
理想的ですが…私にはできません。
達観するとはこの事でしょう。