もし文

2年に一度の【公益社団法人上方落語協会】の会長選挙は、笑福亭仁智会長が再選されました。
今回は、笑福亭銀瓶くんがマスコミを通して会長選挙に立候補すると言う異例の事案があり、うちの師匠六代文枝も上方落語の復活をめざして意欲を燃やしていました。
ただ、3期務めた笑福亭仁智会長も地震や台風そしてコロナと災いが続いてやりたい事が出来ずにいたと推測できます。
当然、もう1期やりたいのはやまやまでした。
ただ、もし文枝が再選されたら…
私としては運も実力のうち。
何かいい事を引き出してもらえそうな師匠を推していました。
高座でそんな話をすると、あるお客様から「文枝さんは人間国宝になりたいからだ」とご指摘をいただきました。
ご本人は、全くそんな気持ちはなく、純粋にもう一度【天満天神繁昌亭】が出来た頃の気持ちで高座にみんなが上がること。
それを広告塔となって宣伝していく事を考えてらっしゃいました。
落語家15周年で実力に関係なくトリを取れるシステムは、賛成しづらいですが、どこまで盛り返していただけるのか?
新体制に期待していきたいと思います。