ふら

“ふら”と言う言葉があります。
その人にしかない雰囲気、個性、存在感と言った意味だと思います。
「あんたええ“ふら”してるなぁ…」なんて言われると嬉しいものです。

映画『あまろっく』を観ました。
笑って、泣いて、とてもいい映画でした。
自分に起こる事は何でも楽しむ脳天気な父親を演じるのは鶴瓶師匠。
町工場の社長で、39歳の独身の娘を持ち、再婚で20歳の嫁と結婚して3人が同居すると言う設定。
ありえない事がすんなり受け入れられるのは、師匠の“ふら”でしか出来ないでしょう。

作ろうと思って作れないのが“ふら”なのです。