R-1グランプリの仕掛け人

桂文三君が名誉館長を務める【リビエールホール】にやってきました。
ここは吉本興業が指定管理者になってて、かつて吉本の落語チームを仕切っていて、落語家の賞レースを企画したいと『R-1グランプリ』を立ち上げてくれた橋本さんがいらっしゃいました。
せっかく決まった賞レースだったのに持ち時間5分では何もできないと多くの落語家がエントリーを拒んだ結果、ピン芸人でも座布団の上に座っていればOKと言うルールをこしらえて、ピン芸人のエントリーを認め、いつしかピン芸人のコンテストになってしまいました。
私はもちろん客席参加型の落語でチャレンジしましたが、落語のスタイルにこだわり過ぎて発想豊かなピン芸人の方々に取って代わられてしまいました。
あの時、落語家がもっとチャレンジしてたら時代は変わってたかも知れません。
【梅田花月シアター】で『花花寄席』を仕掛けてくれたり、いろんな落語の出番を考えてくれた橋本さん。
我々落語家は、せっかくのチャンスを活かせませんでした。