裏方さんに感謝しつつ

歴史ある『田辺寄席』が終わる記事が新聞に出ていました。
私も何度も出していただきました。
リーズナブルなお値段で落語を聞けるので、毎回たくさんのお客様で気持ちよく落語をさせてもらってました。
近年、落語会も増えてどの会も少ないパイの取り合いになって集客が厳しいのが実情です。
ましてこのコロナ禍。
それでも技を磨くには、十の稽古より一の本番と言われるくらい高座は大切です。
こんな時にわれわれ落語家が頼れるのは陰で支えてくれるスタッフさんです。
この『田辺寄席』にもそんな裏方さんがたくさんいらっしゃいました。
手弁当で、時には身銭を切ってでも開催して下さる裏方の方々にいつも助けられています。
長年続いている会は、常連さんやスタッフの高齢化も進んでいます。
コロナが落ち着いて来て、再びライブの落語会や寄席にお客様を戻せるよう、裏方さんと落語家が共に頑張らなければならないと思っています。