「寿限無」の見せ方

今日は【上方落語協会会館】にやってきました。
ここの2階で、ある落語家に「寿限無」のお稽古をしました。
従来、自宅に来てもらってお稽古をつけるのだろうが、私はたいていここでさせてもらっています。
「寿限無」は、簡単なようでなかなかウケにくい落語です。
私は、3つほど重要視しているところがあります。
①最初に寿限無の名前を紙に書いてもらって読み上げるお経になる言い回し。
② 寿限無の名前を言う前の一呼吸。
③早口で名前を言っているように見せる首のフリ。
これに私は客席のお客様に「寿限無寿限無…」と名前を呼ばせたり、繰り返し名前を言うところをテープの早送りにしたりしています。
この楽しさがわかる後輩たちがお稽古に来てくれるのはとても嬉しいです。