修行時代の街で…


修行時代の町、池田。
落語家になって3年間。
師匠の池田のお宅に住んでいた。
当時の面影はかなり薄れてしまった。
修行させていただいたお宅もなくなり寂しくなったが、それでも街を歩いていると懐かしさが湧いてくる。
師匠から「もう先に帰っとけ!」と言われて衣装カバンやらバックを抱えて、師匠宅にまっすぐ帰らなければいけないのに、プラプラ遠まわりして自由な空気をちょっとだけ吸って帰った商店街。
ちょこっと友だちに電話した電話ボックス。
そういえば、この間久しぶりに電話ボックスに人が並んでいるのを見た。
auの回線が故障して通話が出来なかった時だ。
若い人がいかに電話ボックスを知らないかよくわかった事がある。
電話ボックスに入るのはいいが、受話器を上げる前に先に10円玉を入れて戻って来る10円玉に戸惑って、なんとか電話できたようだが、出かたがわからない。
隅をちょこんと押すだけでいいのに、引っ張ったり、真ん中押したり、叩いたり…
なんかパントマイム見てるようでした。
久しぶりに池田で落語します。
是非、お越し下さい。