2020年の終わりに

コロナ禍であっという間に1年が過ぎようとしています。

感染するとわずかな期間で命を奪うというコロナは憎き病魔です。

しかし一方で私たちはいろんなことを考えさせられました。

Facebookで、実際に会ってもいないのに友達が何人いるとか・・・。

Twitterのつぶやきに直接話を聞いた訳でもないのに,「いいね」を安易に返事をしたり・・・。

顔が見えないSNSを利用して軽い気持ちで誹謗中傷したり・・・。

寄席やライブ会場に足を運ばずに,ネットで演芸や音楽を楽しんだり・・・。

「じゃあ,もう人と会わなくてもええんか?」 「集まらなくてええんか?」

「それならそれで,そんな時代にしてやる!」というのが,コロナだったように思います。

会えないとなると、会いたくなるし一緒にご飯も食べたい。のびのびと旅もしたい。

生で演芸や音楽も楽しんでみたい。一席おきに座って密やかに笑うより,肩を寄せ合って大い

に笑いたい。ありったけの声で遠慮なく歌いたい。マスクなんか外してちゃんと表情が見たい!

当たり前だった事がどんどんくつがえされていく中で,今までの世の中はどんなに有り難かっ

たのかよくわかりました。

 しかしこの世の中の現実に立ち向かっていかなくてはならない。

無観客の落語会。リモートによる落語会。

あらゆる手段で落語を提供しようと,私も試みています。

家からリモート配信する時,家族から「今日は,匍匐ほふく前進の日か?」と言われます。

うちは,小さな家なのでパソコン専用の部屋がなく,配信が始まると画面に映らないように

家族が匍匐ほふく前進でトイレに行ったり,お風呂に行ったりするのです。

「テレワークするんやったら,会社でやって!」と

奥様に言われたサラリーマンの気持ちが,よ〜くわかります。

できる事ならそうしたい。

無観客であっても,リモートであっても,私自身落語ができるのは楽しいです。

でも,お客様の笑いがダイレクトに響くLIVEに勝るものはない。

しばらくは,この試練の中で耐えるしかないのでしょう。

もうすぐ年が明けます。2021年こそはおめでたい年にしたい!

お元気でいてください。

また、笑顔でお会いしましょう。 

よいお年を・・・