不思議な弟弟子

ゴールデンウィーク中日に『喜楽館昼席〜桂文枝一門大喜利〜』で久しぶりに一門メンバーが一緒に高座に上がりました。

この方とも久しぶり。
芸歴は7年も先輩なのに落語家としては弟弟子になる三象さん。
私が内弟子(師匠宅に住込み修業中)してて3年目の時、下に誰も入って来なかったら年季明けできない、つまり師匠のお宅から出られないと思ってたある日、テレビで見たことある【吉本新喜劇】の梶原さんが入ってきました。
今でこそ年齢が風貌に合ってますが、当時はかなりの老け顔で「郷ひろみと同い年、何かご不審でも?」と言う自虐ギャグがメチャウケてました。
見た目も年齢も、さらに芸歴も上の先輩に兄さんと呼ばれるのは申し訳なかったのですが、この世界は先に入った者が先輩なので、私は「サンゾウさん」と呼んでいました。
近年、芸能界から落語家になる方がいらっしゃいますが、私はこの三象さんが一番偉いと思います。
なんせテレビにも出る活躍をしてたのに、内弟子3年と言う修業を、一からされたのですから。

そして持ち前の踊りで本日も爆笑とお捻りを取って帰ってました。