七福座閉館

着物、人形、結納、宝石、時計など…
晴れの日に必要な品物がそろう、ちょっと高級感あふれる商店街。
もちろん美味しい飲食店も軒を連ねる。
そんな一角に佇むのが【七福座】
詰めても100人入れば満員の会場が、商店街主催で上方落語協会が開催している『七福寄席』の日には平日の昼間にもかかわらず毎回満員になる。
お客様と演者の距離感がこの上なくいいのでリピーターも自ずと増える。
私がこの会場で落語会を始めたのは2014年3月。
『七福寄席』に一緒に出演していた笑福亭智六くんが「ええ会場ですやん。師匠、ここで一緒に落語会やりません?」と声をかけてくれた。
ただ、私は大阪から西では落語会をした事がないので集客できるかどうかわからないと彼に言うと「大丈夫です!私、姫路独協大出身ですし、学生時代姫路のライブハウスにもバンドで出演してましたからある程度のお客さん持ってます。」と言う。
それではと言って始めたのが『三風・智六二人会』
『七福寄席』のような満席を期待していたが…
来られたのは20人ほど。
智六くんに君のお客様は?と聞くと「師匠、すんません。みんな結婚して忙しくなったみたいです。もう20年ほどして子育ての手が空いたら来てくれますわ…」「待てるかい!」
何やかなあって6回で終了。
引き続き三語くんと『西二階町寄席』を始めて38回目。
姫路に来るのが楽しみになり、常連のお客様も増えて来たのですが。
来年3月15日の『七福寄席』をもって【七福座】が閉館する事に。
『西二階町寄席』は、3月11日が最終回です。
最終回は、スペシャルな公演を予定しております。
お楽しみに。