アカデミックな落語会

『天神寄席』にご来場いただいたお客様、ありがとうございました。
この会は、天満宮研究所の高島先生と文壇や芸術家など各界のいろんなゲストとの鼎談があるので、普通の落語会よりちょっとアカデミックな会。
昨夜のテーマは仏教。
龍谷大学の入澤崇学長が鼎談のゲストだった。
「菊江仏壇」のサゲ前で亡くなったお花と思い違えて菊江に「どうぞ、成仏してくだされ」というセリフがあるが、浄土真宗では亡くなればみな成仏しているという考え方。
となると…親旦さんは、菊江とわかって死んでくれと言ってるのか?消えてくれと言ってるのか?
あのようなアカデミックな落語会に出演したら、何も気にせず語っていたセリフが妙に気になってきた。
考えれば考えるほど古典の作者の意図の奥深さを感じる。
まあ、そんな事考えんと作られたと思いますが…
お聴き逃した方は、10月10日の独演会。
『桂三風たったひとり会〜つなぐ〜』でも口演いたします。
何度目かのお客様は、違う見方をされると面白いかも知れません。
是非、お越し下さい。