モレパシー

「モレパシー」と言う落語は、30数年前に『ごちそう倶楽部五ツ星創作落語会』で初演した。
花枝(現:あやめ)・三風・染吉(現:染二)・鶴笑・遊方で毎月ネタ下ろしやけったいなコントをするこの会に作家の道修町うつぼさんも参加していた。
この方にエッチな事を考えれば考えるほど、他人にバレてしまう噺を作って欲しいと頼んで出来上がったのがこの落語。
当初は、真面目な顔して彼女と喋ってる男の子を演じてる後ろにマンガの吹き出しのような看板に男の子が想像するエッチな事を書いて出してもらってたが…
ひとりで演じる時にはなかなか上手くいかないので、真面目な顔して彼女と喋ってる男の子を演じてる時にセリフに被せて袖からエッチな事を言ってもらったが…
もうこの歳になるとそんなセリフすら恥ずかしくて言えない。
そこで今回の『落語くらぶ』では、ずいぶんソフトに作り直して演ってみたが…
思春期の噺をするのには照れがある。
そそくさと高座を降りてしまいました。
しばらくしないかな…