バロメーター

舞台袖で前の演者のウケ具合で何となく客数やお客様の好みがわかる。
『よしもと祇園花月本公演』は、漫才師との格闘。
若手の人気者やテレビの売れっ子に混じって無名な落語家が出るのは厳しい。
今日の2回目は、出の拍手なし。
拍手の一つも聞こえない中、出て行くのは完全なるアウェー感。
少しづつさぐって自分のペースに持って行く。
持ち時間10分でいきなり落語をしてしまうと最後まで浮いてしまう事があるので、最近はしないようにしている。
一つ二つ外した所もあったが、難なくまとめて最後は拍手で舞台を下りる事が出来ました。
大きな拍手で迎えられ、少ない拍手で舞台を下りるよりいいかな。
出の拍手は人気のバロメーター。
入りの拍手は、実力のバロメーター。